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土地ありで注文住宅を購入する流れとは?失敗しないためのポイントも解説
目次
所有している土地に注文住宅を建てたいけれど、「まず何から始めたら良いのか分からない…」と悩む人は少なくありません。
注文住宅の流れをしっかりと把握しておくことで、トラブルなく家づくりを進めることができます。
当記事では、土地ありで注文住宅を購入する際の流れについて解説します。失敗しないために押さえておきたいポイントについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
土地なしの流れはこちらで解説しています。
「注文住宅購入の流れについて解説!計画〜引き渡しまで7ステップで解説します。- オオトリ建設」
土地がある場合の注文住宅購入の流れとは
すでに土地がある場合、注文住宅購入における流れは大きく 以下の6ステップです。
- 情報収集
- 建築会社選び
- 契約
- 詳細打合せ・建築プランの決定
- 着工
- 完成
それぞれ詳しく見ていきましょう。
情報収集・購入イメージづくり
理想の注文住宅を建てるために、まずは情報収集をして、住宅のイメージを固めましょう。
イメージづくりでは家を建てる場所やデザイン、間取りなど、どのような住宅にしたいのかを考えます。新しい家を具体的にイメージするためにも、インターネットやSNSなどで検索をかけてみましょう。
この際に、注文住宅に予算をどれくらいかけられるのか、計算してみることも重要です。予算を具体的に計算するには、注文住宅にかかる費用と住宅ローンで借入ができる金額を押さえておくとより現実的な設計ができます。
建築会社選び
注文住宅を建てるときの依頼先には、「ハウスメーカー」「工務店」「建築設計事務所」の3つがあります。
関連記事:注文住宅で工務店やハウスメーカーを選ぶポイント!工務店とハウスメーカーの違いや後悔しないための選び方を解説 – オオトリ建設
ハウスメーカー
日本全国に拠点があり、展示場が充実していることにメリットがあります。また、施工実績も豊富なため、品質にも一定の安定感があります。
また、ハウスメーカーはあらかじめ大まかなプランが決められており、その中から自身に合ったものを選ぶスタイルが一般的です。
工務店
工務店は地域に密着していることが多く、地域に特化した事例や情報を頼りにしたい場合は、地域密着型の工務店がオススメです。
また、工務店の場合は、依頼内容によって規模や工法、建材の調達が大きく変わるため長めの工期になるケースが多いことも頭に入れておきましょう。
建築設計事務所
自由度の高いオリジナリティ溢れる住宅をつくれるため、家づくりに強いこだわりがある方におすすめです。
完全オーダーメイドとなるため、ハウスメーカーや工務店では対応が難しい、細かい技術を採用してもらうことができます。
間取り・見積りプランの提案
依頼する建築会社を大まかに決めることができたら、イメージしたデザインを元に、間取りのプランと見積もりを作成してもらいます。
プランの提案内容や見積もりの金額は、それぞれの建築会社によって異なるため、自分たちの理想を実現できる建築会社を比較検討することがポイントです。
ぜひこちらも参考にしてください「名古屋市で注文住宅を建てる場合の費用相場は?土地や坪単価を比較しながら解説します。- オオトリ建設」
また、アフターサービスなどの保証内容も建築会社によって違いがあるため、この時点ですべての費用が見積りに含まれているか確認すると良いでしょう。
詳細打合せ・建築プランの決定
本契約後、建築会社とさらに詳細な打ち合わせを重ねて、建築プランを決めていきます。建築プランを計画する際は、以下のような項目を検討していきます。
- 住宅面積
- 間取り
- 部屋数
- 壁紙や床材、建具などの内装デザイン
- キッチン、トイレ、照明などの住宅設備
- 門やフェンスなどの外構デザイン
また、デザインについても、どのような間取りでどのような家具、設備を取り入れていくかを具体的に検討します。
「観葉植物をアクセントに、自然素材でナチュラルな雰囲気が感じられるリビングにしたい」といったように、住まいをつくるうえでこだわりがある場合は、このタイミングまでに要望を伝えます。
契約
工事を依頼する建築会社が決まったら、本契約(建築工事請負契約)を結びます。契約の時点で申込金が必要になる場合もあるので、必ず内容を確認しておきましょう。
また、住宅ローンを利用する場合は、この時点で申請手続きを行います。
着工
ここまでの段階を踏んだら、いよいよ建築工事に着工します。
工事場所が自宅から近い場合は、現場を訪問して進捗状況を確認することも可能です。住宅の完成後には確認できなくなる基礎や躯体などもチェックしておくと、住み始めた後も安心です。見学の際は、安全に気を付けて工事の妨げにならないようにしましょう。
また、安全祈願のための地鎮祭や上棟式を行うケースもあります。これらの儀式を行うかどうかは、施主自身が選ぶことができます。
完成
工事が無事に完了したら、市町村もしくは民間の評価機関による完了審査を受けます。
完了審査とは、建築確認申請の内容通りに建物が建てられているかどうかを確認する審査で、問題がなければ検査済証が発行されます。
なお、引き渡し前には設備の不具合などがないかを施主が立ち合いのもと、最終チェックします。もし気になる箇所があれば修正を依頼し、それが完了すれば正式に引き渡しとなります。
オオトリ建設の「家づくり」における流れはこちらになります。「家づくりの流れ – オオトリ建設」
土地ありで注文住宅を買う場合に失敗しないためのポイント
土地ありの注文住宅を購入する際は、以下の4つのポイントに注意することが重要です。
- 地盤調査を行う
- 土地の建築制限や権利関係を調べておく
- 住宅に求めるものの優先順位を家族で話し合う
- デザイン性だけでなく、機能性にもこだわる
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、ここで注意点について理解を深めましょう。
関連記事:「注文住宅の失敗例8選 後悔しないためのポイントも解説します。 – オオトリ建設」
地盤調査を行う
注文住宅を建設する際に、最も注意しなければならないのが、自然災害が発生したときに倒壊せず耐えられる土地かどうかのチェックです。
せっかく家を建てたのに、災害で崩れてしまっては後悔しか残りません。所有している土地に注文住宅を建てる場合、既に建っている建物を解体して、新しい建物を建てるケースは珍しくありません。
しかし「実は、軟弱な地盤だった」と後からわかるケースも少なからずあります。取り返しのつかない事態を未然に防止するためにも、必ず地盤調査を行いましょう。
なお地盤調査にかかる調査費用および、改良工事が必要となった場合には別途費用が発生しますので念頭に入れておきましょう。
土地の建築制限や権利関係を調べておく
相続した土地の場合、登記上の所有者は元々の被相続人になっているため、変更手続きを済ませるまでは、建物を建てることができません。
登記を行って、名義変更をする必要があります。
なお相続登記には法定相続人全員の合意が必須であるため、なるべく早いタイミングで手続きに関する話し合いをすると良いでしょう。
住宅に求めるものの優先順位を家族で話し合う
家族全員が住みやすい家にするためにも、家の間取りや機能性、外せない設備など、住宅に求めるものをしっかり話し合うことも忘れてはならないポイントのひとつです。
また、長期間暮らすことを想定し、家族構成やライフスタイルの変化に対応可能な家を目指すのが得策です。
例えば間取りに可変性を持たせることで、子どもが成長した後にも子ども部屋の活用方法が広がります。
また、バリアフリー対応設計にすることで、妊婦やお年寄りも安心して生活できます。
デザイン性だけでなく、機能性にもこだわる
注文住宅は自分で自由に家のデザインをカスタマイズできるため、どうしてもやりたいことを詰め込みすぎてしまいがちです。
その結果、予算オーバーになってしまうことも珍しくありません。後悔しないためにも、収入・支出から適正な購入予算を計算しましょう。
また、住宅のデザインには流行があります。デザイン性を追求するべく多くのコストを割いたのに、建ててから数年経つと、おしゃれで斬新なデザインの間取りが新たに誕生していたというケースは決して少なくありません。
そのため、あまり最新のデザインにこだわりすぎず、機能性を追求することも重要です。
関連記事:「注文住宅の外観デザインの決め方は?施工事例を交えながらタイプ別の 外観デザインをご紹介 – オオトリ建設」
まとめ
今回は、注文住宅の一般的な流れや土地ありの場合に注文住宅で失敗しないために押さえておきたいポイントについてお伝えしました。
注文住宅のメリットは、自分の理想や希望を詰め込んだ家を建てられる点にあります。
ただし自由度が高い分、契約の手続きや打ち合わせが多くなります。慌てずに余裕を持って家づくりを進めるためにも、計画的に準備しましょう。
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