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和風だけど今どきの平屋とは?和風テイストを入れた平屋の事例紹介や建てるときのポイントを紹介
目次
平屋と聞くと「昔ながらの日本家屋」「和風テイスト」といったイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。
平屋は日本に古くからある住宅のひとつであり、伝統や和の雰囲気を楽しめるのも魅力と言えます。最近では和のテイストを残しつつ、モダンな平屋を建てたいと考える人が増えてきています。
和風をベースにトレンドを取り入れて今風にすることで、和モダンに日本人に適したハイセンスなデザインになります。当記事では和風の平屋住宅の魅力を押さえたうえで、平屋住宅に和のテイストを取り入れるコツについて解説していきます。
和風の平屋住宅の魅力
近年における和風の平屋住宅の多くは、見た目は和風であるものの、昔ながらの良さと現代ならではの利便性を兼ね揃えた住宅となっています。
和風の平屋住宅の魅力としては、以下の3つが挙げられます。
- 日本の気候に適している
- トレンドに左右されにくく長く住める
- 和モダンのおしゃれを取り入れられる
日本の気候に適している
和風の家は、湿気を吸収し、放出することで湿度を調整できる「自然素材」を多く使用しているため、高い調湿効果を期待できます。日本の気候は夏は湿度が高く、冬は湿度が低いことから、調湿効果のある住宅を選ぶことで、より快適に暮らせるようになるのです。
また、平屋は2階建ての構造の住宅と比べて、地震や台風にも強い傾向があります。地震や台風が多く、「災害大国」と呼ばれることのある日本において、平屋は倒壊などのリスクを軽減できる建築と言えるでしょう。
トレンドに左右されにくく長く住める
平屋は古くから存在する日本家屋であり、現代においても定番の住宅のひとつです。流行に左右されることのないデザインであることから、派手なデザインのように飽きたり、好みが変わったりしてもさほど気になりません。
そのなかでも特に和風のデザインは若年層から高齢層まで馴染みやすく、平屋に調和します。玄関前に花を植えたり、植木鉢などを置いたりすることで、華やかさを演出することができます。
和モダンのおしゃれを取り入れられる
近年において、平屋だけではなく、和モダンテイストの建造物が増えています。和風とモダンな要素が融合したインテリアスタイルは、日本の伝統美やぬくもりと、現代の過ごしやすさと高い利便性が組み合わさったものです。
洋室に和の小物を飾ったり、和室に洋風の家具を取り入れたりと、和モダンと一言で言ってもそのアレンジ方法はさまざまです。
たとえば和室に洋風のソファを置くことで、高齢者もラクな姿勢で座れるようになり、かつ立ち上がりやすくもなります。
平屋住宅に和風テイストを取り入れるコツ
平屋に和風テイストを取り入れたい場合、住宅全体にも、ごく一部にもそれぞれ取り入れることができます。
そんな平屋住宅に和のテイストを取り入れるコツは次の4つです。
- 縁側を設ける
- 襖・障子を採用する
- 欄間や真壁を採用する
- 軒を採用する
縁側を設ける
縁側は、従来から主に部屋と庭をつなぐ板張りのスペースとして設けられてきたものであり、全引き戸を開け放って開放感を出すことで、季節の変化を楽しめます。
また、縁側を設けることによって冬も窓ガラスから太陽の日が差し込み、サンルームのようにぽかぽかとあたたかい空間をつくれます。
さらに、冬の寒い空気と室内のあたたかい空気を緩衝することにより、暖房器具に使われるエネルギー消費を抑えられ、光熱費の節約にもつなげられるのです。
襖・障子を採用する
襖は部屋と部屋の区切りや、出入口として主に使われています。開ける幅によって取り込む光や風の量を調整できるため、状況や気候に合わせられるところがメリットです。
また、襖を取り外すことで、襖で区切られている部屋同士がつながり、大広間として使うことも可能です。
襖にはさまざまな柄や模様のものがあり、部屋の雰囲気や好みに合わせたり、アクセントとして選んだりすることができます。
欄間や真壁を採用する
特に平屋の和テイストを際立たせたい場合には、高級感や重厚感を演出でき、旅館のような空間になる真壁(しんかべ)の採用がおすすめです。
見た目の美しさがよく指摘される欄干ですが、柱や梁が呼吸してくれることで湿気や腐食に侵されにくいというメリットもあります。
軒を採用する
深い軒は和風住宅の外観が持つ大きな特徴のひとつであり、瓦屋根との相性が抜群です。
最近の住宅のなかには軒の短い戸建てが増えてきていますが、深い軒には他にはないさまざまなメリットがあります。
例えば夏は日射を遮蔽し、紫外線をシャットアウトして室内に入る太陽熱の量を防ぐ効果を期待でき、反対に冬は陽射しの暖かさを家の中に取り入れられるのです。
オオトリ建設の和風平屋住宅の建築事例
オオトリ建設はこれまでにも多くの平屋住宅を建築してきましたが、ここからは和風の平屋住宅にスポットを当て、以下の2つの建築事例をご紹介します。
- 土間のある平屋
- 大工が暮らす「終の住み家」
土間のある平屋
建築場所は田畑に囲まれた土地であることから、窓を多く設置して、風通しの良い平屋づくりを意識しました。大きな窓を複数枚設置しているため、太陽が出ている日中は室内が明るくなり、温かい陽の光に当たることができます。
外壁は黒でまとめてシックな雰囲気にしつつ、アクセントとして玄関には木のサイディングを取り入れ、あたたかいムードをプラスしています。
和風ポイント
室内は白や明るいカラーでまとめていますが、玄関には土間を設置して和のテイストを取り入れています。
その土間には畳を敷くことで、寝っ転がったり、本を読んだりするのに最適なスぺ―スとなりました。
大工が暮らす「終の住み家」
こちらの事例では、リビングとキッチンを一体化させ、あたたかみのある空間に仕上げました。
2400mmの巨大窓が特徴となっており、日差しをしっかり取り入れることができるだけではなく、外の様子がよく見えます。さらに、この巨大窓の上にはスポットライトを設置したことで、部屋全体が明るくなりました。
和風ポイント
天井には開放感のある勾配天井を採用し、木を組み入れたことでおしゃれ感が格段に増しました。床には木の棚を設置し、植物や装飾品などを飾れるようにしています。
まとめ
平屋ならではの和テイストを活かしつつも、今風にすることで、洗練されたおしゃれな住宅になります。また、平屋は古くから日本において採用されてきた住宅であり、日本の気候との相性もばっちりです。
そんな和風の平屋を建てる際には、自然素材をふんだんに取り入れるのがおすすめです。あたたかくも、ぬくもりのある空間になることで、リラックス効果が高まるでしょう。
よりリラックスできる空間にするためには、直線と曲線を組み合わせたり、高さのない家具を選んだりするなどの工夫も必要です。
「和」を取り入れた平屋のご相談はオオトリ建設まで
オオトリ建設では、和風建築からシンプル・モダンなスタイルなど様々な意匠で設計可能です。また希望のデザインからインテリアまで幅広くご相談を承っていますので、オオトリ建設までお気軽にご連絡ください。
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