まずGX志向型住宅って？わかりやすく解説！

 

GXは、Green Transformationの略。「GX志向型住宅」とは以下↓の条件がそろった住宅のことです。

 

• 高い断熱性能を持ち、世帯からのエネルギー消費を減少させている
• 高効率な冷暖房、給湯設備、照明を導入し、エネルギー消費を削減している
• 太陽光パネルや地熱などの再生可能エネルギーを利用し、エネルギーを抑制している
• 施工時のエネルギー使用を工夫し、CO2排出量を最小限に抑えている
• 環境負荷の少ない、持続可能な資源を使用した住宅

 

 

要するに、「超高断熱」「超高効率」「超省エネ」を実現した家ということです。

 

具体的には、以下の通りです。

 

◇断熱性能等級「6」以上
◇再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量削減率「35％」以上
◇再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率「100％」以上

 

このような基準を満たした住宅が、GX志向型住宅として認められます。

 

 

 

では子育てグリーン住宅支援事業とは？

 

では、「子育てグリーン住宅支援事業」とは何かと言うと、環境に優しい住宅に対して補助金を出しますよ、という制度。

 

これまで「長期優良住宅」と「ZEH住宅」という2つの基準がありましたが、2025年からは先ほどご紹介した「GX志向型住宅」という基準が設けられたというわけです。

 

この制度は、もともと“環境に優しい住まいづくりが子どもの未来に良い影響を与える”という視点で立ち上げられた制度だったため、今も「子育て」という言葉は入ったままになっていますが、新基準の「GX志向型住宅」は子どもの有無に関わらずすべての世帯が対象とされました。

 

高性能な住宅はどうしても断熱や設備の部分で初期費用がかかってしまいますから、今回の補助金を活用することで負担を減らせます。

 

次に詳しく補助額についてお伝えします。

 

 

 

 

補助額や対象などは？

GX志向型住宅にあてはまる住宅の場合には、補助額が最大160万円/戸となっています。

対象となる工事は2024年11月22日以降に基礎工事より後の工程を開始していることが条件です。

 

従来の2つの基準（長期優良住宅、ZEH住宅）と比較して表にまとめると、このようになります。

 

 

※「長期優良住宅」と「ZEH住宅」も引き続き区分として存在しますが、今回の新区分設定に合わせて昨年より補助額が下がっています。

 

 

 

 

管轄はどこ？

 

この制度を管轄して推進しているのは、国土交通省・環境省・経済産業省の3省。

複数の省庁が連携しているのは、問い合わせや確認に便利です。

 

実際の条件の中には「災害危険区域以外であること」や「床面積が50㎡以上240㎡以下であること」など細かい指定がいろいろ含まれているので、手続きがワンストップでできるのはお施主様にとっても助かりますね。

 

 

 

 

GX志向型住宅を選ぶ際の注意点

 

省エネ効果が高いGX志向型住宅は、環境負荷を減らせるだけでなくお施主様にとってランニングコストが優れた選択にもなります。

 

 

 

ただ、そのぶんイニシャルコスト（ソーラーパネルなどの設備）が最初にかかるので、今回の補助金を活用して予算を調整していただくと良いと思います。

 

また、地域や環境によっては十分なエネルギーの取り込みができない可能性もありますので、場所に合ったエネルギー戦略を考慮する必要がありますね。

 

オオトリ建設では今回の補助制度にしっかりと対応した住宅づくりをしているだけでなく、エネルギー戦略についてもしっかり計算して提案しています。デザイン性・省エネの両面とも安心してお任せください。

 

 

 

 

まとめ

高性能な住宅づくりに取り組んできた私たちとしても、今回の支援強化はうれしい制度です。

 

省エネが日本全体に良いものとして存続していけるのはもちろん、人の健康や笑顔を創っていけることにもつながりますので、新築やリフォームの際にはぜひ省エネ住宅を選んでいきましょう！

 

制度には予算が決められており受付が終了することもあるため、新築をお考えの方はお早目に検討されてくださいね。

 

 

オオトリ建設の住宅の機能については、こちらからも確認していただけます！

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