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職人がコッソリ教える!断熱材の種類と選び方|オオトリ-鳳建築 -名古屋-
目次
こんにちは!オオトリ建築の菊地です!
梅雨本番の空気の匂いを感じますが、今日はいいお天気になりそうですね!
今年の梅雨は大荒れ、夏は猛暑だとか…
しかも新型ウイルスの影響でフェスや海などは自粛ムード!?!?
もはや修行です (´;ω;`)
皆さんの楽しみはなんですか?楽しいことを考えて過ごしたいですね!
一年中快適に暮らしたい…
夏涼しく、冬暖かい快適な暮らしを実現するためには、断熱はとっても重要。
今回は、「断熱材」の種類や特徴、断熱材選びのポイントについて、オオトリ建築の職人に聞いてきたお話をコッソリ教えちゃいます。
▼目次
・よく耳にするけど、そもそも断熱材って何?
・知らなかった!断熱材の種類は3つ!
・日本で良く使われているのはこんな断熱材
└繊維系断熱材
└発砲プラスチック系断熱材
└天然素材系断熱材
・断熱性、防火性、どれが一番いいの?
・オオトリ建築で使用しているのはコレ!
・まとめ
よく耳にするけど、そもそも断熱材って何?
建築業界で言う断熱とは、室内と室外の熱移動を遮断し、熱の伝わりを防ぐことをいいます。
断熱材とは熱を伝えないようするために作られた材料のことです。
断熱が不十分だと、冷暖房効率が下がるだけでなく、結露を起こして建物が傷みやすくなってしまいます。
「夏涼しく、冬暖かい」快適な家を実現する為には、断熱材は欠かせないもの。
断熱材には次のような役割があります。
・外からの暑さ、寒さを遮る
・室内を一定温度に保つ
断熱材は家や建物だけでなく、クーラーボックスや羽毛布団、スペースシャトルやロケットの外壁などにも使われています。
断熱材は現代の生活にも無くてはならない存在なんですね!
知らなかった!?断熱材の種類は3つ!!
断熱材は大きく分けて「繊維系断熱材」「発泡プラスチック系断熱材」「天然素材系断熱材」の3つに分類されます。
繊維系断熱材
ガラスや岩、木などの素材を繊維状にしたもので、繊維の隙間に空気を閉じ込めた断熱材です。
比較的お手頃価格なので普及率が高いです。
発泡プラスチック系断熱材
プラスチックを発泡させ、細かい気泡の中に空気を閉じ込めた断熱材です。
高性能品の中には断熱性の高いガスを閉じ込めたものもあります。
天然素材系断熱材
無添加で自然素材を利用している断熱材です。
環境に優しいですが、他の素材計断熱材に比べると高価になります。
日本でよく使われている断熱材
日本で主に使われる断熱材の特徴をご紹介します。
繊維系断熱材
① 無機質系断熱材
【グラスウール】
最もスタンダードで最安値です。
素材がガラス繊維なのでシロアリなどの害虫被害や火災に強いというメリット、さらに防音効果もある断熱材です。防湿には少し弱く、別途施工が必要なことも。
【ロックウール】
鉄炉スラグや玄武岩などを高温加工してつくる石綿の一種です。
優れた収音性能があるので空港などでも利用されています。
②木質繊維系断熱材
【セルロースファイバー】
古紙を再利用した繊維で調湿性に優れていて結露対策に活用できる断熱材です。
防火性能や害虫予防にも効果的があるため、オールマイティーな断熱材として利用されています。
【インシュレーションボード】
木材などの植物繊維で、環境に優しい原材料で作られた断熱材です。
断熱性と吸音性に優れているのが特徴で、軽くて加工がしやすいため様々な部分に用いられます。
発泡プラスチック系断熱材
【押出発泡ポリスチレン】
ポリスチレンを連続して発泡させる製造方法で作られた断熱材です。
水や湿気に強いのが特徴の他、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを含んでいないため安全性にも優れています。
【ビーズ法ポリスチレン】
粒状のポリスチレンを金型にいれて発泡させる製造方法で作られています。
スーパーなどでよく見かける、いわゆる発泡スチロールもこれにあたります。
素材は水に強く軽い性質と耐久性があり、施工が安易で比較的安価なため利用範囲が広い断熱材です。
【ウレタンフォーム】
フロンガスなどの発泡剤を加えて作った充填式の断熱材で、高い断熱性能と省エネ効果が期待できます。
価格は比較的高い部類に入りますが、透湿性や耐久性に優れています。
【高発泡ポリエチレン】
ポリエチレン樹脂に発泡剤を加えて発泡させた断熱材です。
ビート板や買い物袋などと同じ素材でできており、柔軟性や断熱性、防水性があり、燃えたときの有害性も少なく環境にも優しいとされています。
【フェノールフォーム】
フェノール樹脂に発泡剤、硬化剤などを加えてボード状に形成した断熱材です。
耐火性や耐熱性に優れ、炎をあてても有毒ガスがほとんど出ないため、不燃・準不燃材料の認定を受けています。
天然素材系断熱材
【羊毛や炭化コルク】
羊毛を使用し、羊毛の衣服をリサイクルしたものが製品化されています。
湿度を一定に保つ調湿性に優れていて結露対策には最適な断熱材です。
断熱性、防火性、結局どれが一番いいの?
無機繊維系断熱材のグラスウールやロックウールは、ガラスを主原料としているため燃えにくい特性があります。
また価格が比較的安価なため、普及率も高いです。
しかし、断熱性に関していえば、ウレタン系の断熱材の方が断熱性は高いです。
しかも軽く、様々な形状で加工できるという利点があります。
自然由来の断熱材は、製造過程で排出されるCO2が少ないため、環境性に優れていますし、自然由来の素材であるため人にも優しいとされています。
このように断熱材にはそれぞれ一長一短があり、選ぶのはとても難しいんです。
どの断熱材を選ぶかというより、重要なのはしっかりと隅々まで断熱することです!
オオトリ建築の断熱材
発泡プラスチック性断熱材「アクアフォーム」を標準仕様で取り入れています。
アクアフォームとは?
水から生まれた断熱材です。
通常、ガスを使用して充填させることが多い断熱材ですが、アクアフォームは硬質ウレタンフォームの特性を生かし、水を使って発泡させます。
これによってガスが抜けて性能が下がってしまう事が無くなりました。
また、炭酸ガスを発泡材として利用する事で、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロンを全く使用せず、有害物質の発生を防ぎます。
地球と人に優しい断熱材なんです。
長期安定で性能を発揮
アクアフォームは透湿性が低いため、断熱材の内部結露も起こりにくく、耐久性に優れた住まいを実現します。
また、アクアフォームはグラスウールにない自己接着力を持っており、建物の強度を向上させます。
アクアフォームには紫外線による経年変化はありますが、内外装壁材によって紫外線は壁の内側には入り込めないため、よっぽどのことが無い限り、経年変化も少なく済みます。
なので、長期にわたって安定した性能を発揮します。
またウレタン系の中でも難燃性をほこり、300℃~400℃の固定状態で燃焼し炭化はしますが、溶けたり燃え広がったりすることはありません。
オオトリ建築の採用している木造軸組み工法(在来工法)では、外壁の30分防火と45分の準耐火構造大臣認定も受けており、安心して住宅に使用できると言えます!
▼もっと詳しく鳳建築の断熱材について知りたい方はコチラをご覧ください
https://www.ootori8.com/promise#promise-02
まとめ
いかがでしたでしょうか?
家づくりのポイントは、冬は暖かく夏は涼しい快適な住まいを実現させること。
安心して暮らせる場所にすることが大切です。
そのためには、断熱材はとても大切!
断熱材の種類や特徴をしっかりと知ることで、比較的安価で、環境にも身体にも安全な環境を整えることが出来ます。
そして何より、しっかりと隅々まで断熱を施してくれる職人であるかどうか!
気になる工務店やハウスメーカーがある人は、一度建築中の実際のお家を見学させてもらうのもアリだと思います。
オオトリ建築は、見えないところにもコダワリあり!
オオトリ建築が建てたお家でお施主様に末永く、安心して快適に暮らしていただくためにも…
完成してしまってからは見えない部分だからこそ、徹底して施工を行います!!
断熱材についてお悩みの方は一度オオトリ建築にご相談ください(^▽^)/
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